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9日目  2007年1月8日(月) 曇りのち雨&最終日
∽∽∽イタリア・ローマ→日本∽∽∽

ゆっくりと8時起床。
朝ごはんを頂いてからパッキング。小型のスーツケースを買ったというのに、パンパンである。そんなにモノは買っていないはずなんだけどなぁ・・・

荷物を預かってもらい、9:30過ぎにチェックアウト。

ちんちん電車みたいに見える まずはボルケーゼ美術館のガイドブックを忘れたレストランへ行ってみる。

「ちょっとお尋ねしたいのですが」と話しかけているのに何故だか奥に案内される始末。いや、ご飯を食べに来たんじゃないってば(笑)。

英語で伝えるのだけど、忘れ物入れの中から赤い美術館のガイドブックがようやく出てきたのは3人目のかわいらしい女子の店員さんのときだった。それにしても見つかってよかった。
何気ない道 エリート!
こういう感じ、好き スーパー
コロッセオ方面へと歩いていると、地下鉄B線・カブール駅の直ぐ側に一軒のスーパーを発見。なかなか見つけられないスーパーにちょっと興奮(笑)。雨も降り出してきたので、雨宿りがてら中に入ってみることにした。

テルミニ駅の近くにあるDESPARよりも、少々お値段高めではあるけれど、品揃えも豊富でこのままお土産にわたしちゃえそうなモノもたくさん販売されていて◎。唐辛子が入ったかわいいポットを購入(7.8ユーロ・開けてみると、袋の中に細かく刻まれた唐辛子が入っていた)。
お気に入りなのだ
うー雨やだ。 折りたたみの傘を持っていたのに、スーツケースの中に入れてしまって今日に限って持っていない。雨は次第に強くなり、少し雨宿り。寒くはないけど、雨はいやだ。小ぶりになったらここぞとばかりに、コロッセオへと移動。

もう何回目?というコロッセオではあるけれども今日の目的は、アレを買うためである(笑)。

ちなみに、「アレ」とは・・・

です。
コレ(ら)

あの、決まって観光地のお土産やさんに置いてある安っぽい置物である。はじめは見向きもしなかったわけだけど、一つ買い始めると集めたくなってしまい・・・あぁ、わたしってば。

で、コロッセオそっちのけで、露店のチェック開始。
しかし、サイズ・値段ともに希望に合わなかったので、結局のところコロッセオ駅前のお土産やでコロッセオバージョンを購入。地下鉄でテルミニ駅まで戻り、テルミニ駅内のタバッキで真実の口バージョンをゲット。ここのタバッキはこの類のモノは安くてよい。

帰る前にもう一度トリッパを食べたい、と思い、ウロウロとレストラン探し。中を覗くと店員さんがランチ中だというのに手招きしてくれ、店を開けてくれた。

スーパーマリオのマリオによく似ている、ニックネームがマリオというおじさんがいるお店だ。って、まんまやね(笑)。8人の息子がいるという、なかなかのがんばりやさんである。ちなみに奥さんは日本人らしい。

マリオ
マリオとむ。輪郭が非常に似ている(笑)

最後のパスタにわたしは大好きなアラビアータ(5ユーロ)、む。は季節のパスタ(6.5ユーロ)。それに念願のトリッパ(6ユーロ)にサーモンのピザ(7ユーロ)。よく通りすがりに発見するお店は大体このくらい。む。のパスタには野菜がふんだんに使われていて、和風パスタを食べているようで特においしかった。

おいしかったー! 偶然見つけた
パスタ 店構え

マリオが、手作りしたというブランデーを食後に飲むと胃にいいからと特別に振舞ってくれ(しかも2種類も!)、それをチビチビ飲みながらおしゃべり。陽気に話すイタリア人に出会えて、今までジメジメしていたイメージが一気に吹っ飛んだ感じだった。

思っていた通りの「陽気なイタリア人」がマリオで、あのピザやのお姉さん以来、ひさしぶりで嬉しかったのもあるし、最後の最後でこういう食事の時間を持つことが出来て本当によかったと思うのだ。

もちろん、食事を提供してもらうのだから味も大切に決まっている。
だけど、店員さんの笑顔だとか気持ち、ってのも同じくらい「満足感」を得られる要素だと思うのだ。それはわたしが味覚を持つと同時に、感情も持ち合わせる人間だからだ。マリオに心からありがとう、である。

途中、コーヒー味のジェラートを食べ

幸せ☆
大盛り(これで2ユーロ)

雨に打たれながらダッシュでホテルに戻り、荷物を引き取ってから再びダッシュでテルミニ駅まで移動。いよいよ、14:24発のレオナルドエクスプレスで空港へ向う。いつでも休日っていうのは時間が経つのが早いものだ。

あー帰りたくない(笑)。

ぐるぐる 空港についてまず目に付いたのがこのマキマキ隊である。

どうやら1個7ユーロでスーツケースをラップで巻いてくれるようだ。まぁ、こうしておけばスーツケースも傷まないし、悪い人に開けられたりしないんだろうけど。

貧乏性のわたしとしてはどうせ解くのにもったいない!と思ってしまったのである。でも、マキ隊のお姉さんのあざやかさに釘づけ(笑)。
マキマキ隊

だいぶ早い時間に到着したけれど、空港でおかしやらお土産やらを買うため。
TAXリファンド(日本で言う消費税の払い戻し。タックスリファンドに加盟しているお店で155ユーロ以上の買い物をしたときにお店の人に書類を書いてもらい、手続きをすると返金されるシステムだ)も中身をみせることなく無事終了。

どうやらローマ→北京はアリタリア航空との共同便のようである。ラッキー。

エコノミーの前から3番目の席だったけれど、最前列にはなんと赤ちゃんが3人も!
赤ちゃんにとってはどうも飛行機は安心できる場所ではないらしく激しく泣きっぱなし。しかも北京に着くまでずーっとである・・・全然眠ることができなかった。

今まで後部の辺りに座ることが多かったから気がつかなかったけれど、今度から気をつけよう。赤ちゃんはかわいいけれど、正直なところ全く関わりのない、どうもしてあげることのできない赤ちゃんの鳴き声に10時間近くひたすら耐えるだけというのは、お母さんたちも辛かっただろうけどわたしたちも非常に辛かった。

フラフラと北京空港に降り立ち、機内食もしっかり2食食べたにも関わらず、レストランへ直行。

わっしょいわっしょい!!
おおおー!!

何だ、この価格破壊は!

新鮮ジュースが何と
¥30である。












で、嬉しそうにビビンバやらラーメンやらお惣菜を頼んだのだけど、何と日本円換算で
2600円になると綺麗なお姉さんは言うわけだ。























は?

中国って元でしょ?
¥って書いてんだから、日本円にキマって・・・








ぬぉ!ここは中国の北京空港。
価格表示が日本yenで書かれているはずがないではないか。












だだだだだだまされたーー!!!
注:騙されてはいません、ただの無知による思い込みです



初めて中国の表示方法を見たわけだけど、てっきり「●元」と書かれているものだと思っていたし、まさか元(ユエン)記号が日本円と同じ「¥」だなんて・・・初めて知ったわ!!しかし、

この手に引っかかったのはわたしたちだけではないはず!

と強引に信じることで平静を装ったむ。とわたしだったのです。
あーはずかし。

ちなみに大体1元(¥1)=16円くらいなので、上の新鮮ジュースで30元(¥30)=480円くらいである。


思い出して「ホントあほやな」と2人で笑いながら日本行きの飛行機に乗り込む。最後の最後までアタフタだった(笑)。

どうなることやらと思ったりもしたし、「何を食べてもおいしい」とは思わなかったけれど、行った誰もが「また行きたい」と目を輝かせて言ったイタリア。何だかじっとしていられなくて、歩かずには居られなかった国。

振り回されっぱなしでいいから、またいつかこの国の街をのんびり歩ける日が来るといいな、と願うむ。とわたしなのだった。




END
ただいまー



















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