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8日目  2007年1月7日(日) 曇り
∽∽∽イタリア・フィレンツェ→ローマ∽∽∽

7時起床。
ううううううー悲しいかな、今日の天気はよろしくないようである。朝食ルームへ行くと今日も一番乗りはニホン人(笑)。旅や旅行ということに関しても、ある意味「マジメ」な人が多いのかも。

こんな車好き ずっとここで顔を合わせているご夫婦。
娘さんはフィレンツェに留学で住んでいて、会いにきたそうだ。あーうらやま!!

わたしたちと同様、ギリギリになってイタリアへ行くことを決めたカップルもいた。同じ国の人なのに、ニホンではすれ違いもしなかっただろう人たち。

でも、現にここで出会っている。それぞれに今ここにいる理由や背景があって、それを聞くだけでも楽しいものだ。

今日はようやくウフィッツィ美術館に行ける日だ。予約はしていたものの、それでも9時前に行ってみると、既に日本人団体が行列を形成していた。やっぱり日本人って多かったんだ・・・。
残念ながらこの美術館内での撮影は禁止。

「ウフィッツィ」とはイタリア語で「オフィス」を意味するのだそうだ。オフィス美術館と聞くと、どうも寒々とした、淡々とした感じがするけれど、そんなイメージとはかけ離れ、まさにルネッサンス美術が今も息づいているという感じだった。

壁に絵が掛けてある、そんなわけもないことなのにね。でも、形成しようと意図して生み出されるものなんかじゃなくって、こう捉えてもらいたいと押し付けがましいものなんかじゃなくって。

作り手と感じ手。その相互間に委ねられたものの自由さと、柔軟さに参ってしまった感じだ。
美術館の窓から

うまく言えないけど、料理だったり文学だったり演技だったり。
「創作」ってのは決してマネしようと思ってマネできるものじゃなくって、無限大で変幻自由。ヴィーナスの誕生からヒワの聖母、有名な絵画がズラリとそろった、とにかくすごい美術館だ。


めでたい。 にんまり
外でこんなテーブルクロスの使い方している
ところなんて日本でなかなかないよね
みーつけた!

小腹が空いたので何か食べたいねーとウロウロしていると、数日前に発見したあの「ランブレドット」やさんを発見。今日もお兄さんが汗だくになって作ってくれていた。

毎回店を構えているのはこの通り(VIA DANTE ALIGHIERI)なのかな。2人で1つ買っておなかを満たす。帰るまでにもう1回食べたいと思っていたので満足満足。

そしていよいよ、ジョットの鐘楼へ。本当に昨日のあの青空のときに昇れなかったのが残念無念ではあるけれど・・・6ユーロを払って414段だかあるという階段を駆け上がる。結構しんどい(笑)。


まだまだー わお
無理して(笑)駆け上がるむ。 ・・・っと!

外に飛び出してみると、目の前にドゥオモが立ちはだかっていて、でかすぎて、一体どう撮っていいのやらわからない。

でかすぎです
結局こんな感じで

全部を収めようなんて、ムリ(笑)。しかし、7日ともなるとさすがに年末年始のごった返しはなくなったようで、ジョットの鐘楼の上部にもほとんど人はいなかった。あーこれでフィレンツェも見納めかぁ。なるべく早いうちにまた戻って来たいものだ。

燃費の悪いわたしたちは歩くと直ぐにおなかが減る。そうだ!昨日のトラットリアへ行こう!ということになり、またテクテクとピッティ宮殿の方向へ。TAVOLA CALDA(2回目)である。

今日は奥の席に座らせてもらったけど、やはり徐々に人が増えてきて今日も席を立つころには列ができていた。
ついていたパン
味なしパン
アツアツパスタ うさぎさん、いただきます
トマトソースとカルボナーラのスパゲッティ ウサギのローストとインゲン
釜焼きピザ これに缶コーラ2本で27ユーロである。本当に良心的な値段だ。

もうこの際、一体1回の食事で何キロカロリー摂っているのかなんていう、恐ろしいことは気にしない方向でお願いします。
マルガリータ

ホテルで預かってもらっていた荷物を取りにいき、15:09の普通電車でローマへ。

フィレンツェの駅で ?!
「冷静と〜」の順正のマネをしたかったむ。? !!

グミって大好きなお菓子の1つで、このハリボーシリーズは日本でもコカコーラ味だとか、クマさんの形をしたフルーツ味が売っていたりする。駅の売店で見たことのないハリボー(右画像)を見つけたのでチャレンジして、緑のを買ってみた。

んだけど・・・めちゃマズ!!

店頭でやたら売れ残っているはずだ・・・本当にこれって試行錯誤をして作った商品なのかしら。もう何かね、一体何味を表現したかったのかさえ、わからないシロモノだ。元気になりたくないときに食べるとよいかも(笑)。あのタイのドリアン饅頭なみに凄いよ、これ。

列車の中でぐうすか寝ているといつの間にやら満席に。隣に座った親子。パパと幼い娘がどうやら○×ゲームをしているようだ。

・・・が。どうやら全てパパの圧勝の模様。・・・娘、泣き出す。そ、そんなに本気だったの?!

っていうか、パパ、1回くらい負けてやれよ!(笑)○×に見た仁義なき戦いだった。

2日目、3日目に泊まったホテルと同じホテルなので迷わず到着。
それにしても前の方がちょっとランクが上の部屋だったのに、今回の方が冷蔵庫があって、シャワー室が広いってどういうことなのかしら?大体イタリアのホテルは狭くて設備の割りに高いというのが定説らしいけど、部屋の広さだけがもしかして料金の基準だったりして。

一休みしてから姉に教えてもらっていたとあるレストランへ。(何か食べてばっかりの日記だ)

姉に教えてもらったといえども、姉がイタリアに行ったのはもうかれこれ10年近く前の話。当時はピザがとてもおいしかったそうなのだけど・・・

出発前に調べても見たけれど、それほど悪い評判でもなさそうだ。
わたしが大好きなカルボナーラ。それはローマ生まれのパスタだ。だから、最後にローマで食べようと思っていたわけだけど。

マジ、やる気あんのかよ?!

とまぁ、作り直せ!と言ってやりたいくらいのカルボナーラが出てきた。

最低の店だ ・・・
店名は書かないけど店構えは出しておきます 右下の、あたしは料理とは認めない

あの、ダマになってるんスけど?

カルボナーラでダマになるのなんて、「失敗作」でしょ。わたしが作ってもこんなにならんわ!!こんなものを客に出すなんて・・・プライドないのかね。っていうか、イタリアにこんなモノを食べに来たんじゃないっつーの。あー冷凍食品のカルボナーラのほうが大分おいしいよ。本当ムカツク店だ。

フンギ(きのこ)のピザは少し厚めで飽きない厚さでまぁ、おいしかったけど。ローマ風のサルティンボッカ(肉料理)もスカスカしてて全然おいしくなかった。

フィレンツェでやっとイタリア料理の株が上がってきたというのに、これではストップ安。

そこで食べるそこの土地のものって不思議とおいしく感じられるものだ。風土、気候、旅情・・・いろんなものが微妙に交じり合ってそう感じさせてくれる部分って多大にあるとわたしは思っている。それに自分で言うのもアレだけど、食に関してはほとんど好き嫌いもないし寛大な方だと思っている。だけど、一言言わせて頂きます。

ちょっと酷すぎ。

あーなんか疲れたね。
まだ明日もおなかが空いたらご飯を食べなくちゃいけない(笑)。最後くらい、せめて不愉快にならないようなお店で食べたいなぁ。パッキングをするでもなく、早々に就寝。

明日は最終日だ。



















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