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7日目  2007年1月6日(土) はれときどき曇り
∽∽∽イタリア・フィレンツェ∽∽∽
フィレンツェという街を、自分たちが思う以上に気に入ってしまったわたしたちは、日帰りでベネチアに行くことを辞め、ゆっくりとこの街であと2日半を過すことにした。

何気ないものさえかっこいい 居て、居心地がよいだとか、モーレツに惹かれるものがあるというわけでもないのに、何故かイタリアの街を、これでもかというくらい歩きまわっている。む。の腰痛が心配だけど、本人も動くことを止めようとはしない。

歩かずにはいられない魅力的な街。そんなところだ。

言い換えれば、わたしたちはこの国に、圧倒され、振り回されているだけなのかもしれないけれど(笑)。
今日はゆっくりと8時に起床し、ホテルで朝ごはんを摂ってから、街の外れにあるミケランジェロ広場へ向って歩いてみることにした。天気はとてもよい。

→ウッフィッツィ美術館からシニョリーア広場の方向。
川の方向から

道のりはとても静かだったのに、いざ広場に着いてみると、こんなに人がおったんかい!というくらい大勢の観光客から商売人、おかしなサイクリストまで・・・(笑)。それよりなにより、小高い丘にあるこの広場からは、フィレンツェの街を一望できる、絶景が広がる。

ドゥオモも見えるね!
写真撮らせてくれたけど、顔まるだしなんでこれで・・・ お店の人の?!
女装していました・・・魔女のつもりかな? ずらりとキャンピングカーが!

1時間はふら付いていました 露店もたくさん出店していて(もしかしてこの人たちのキャンピングカー?)、ピサに続き、またもやお土産やさん巡り。め、めっちゃたのしい・・・

ちなみに、同じものでも市中の露店よりここのほうが若干安いです。

ウダウダした後、映画「冷静と情熱のあいだ」で、順正とメミが食事をしたレストラン(メミが酷く酔っ払い、「わ・い・ん!!」と言うシーンがあるところ)を探しにパラティーナ美術館周辺を捜索。

いい感じの光 今日は魔女の日?

しかし、これがない・・・おかしいなぁ・・・まぁ、無くても街歩きだけで楽しいわけだけど(笑)。

ちょうどそこへ、現れた一軒のトラットリア TAVOLA CALDA(でも中のお店のテーブルには違う店名が書いてあったんだけど(笑))。

ガラス張りから覗ける肉が超うまそう!!と言うわけであっさり妥協(腹ペコには勝てない)。

テイクアウトもできるようだが、わたしたちは奥のテーブル席へ案内してもらった。
ここでよしとするか!

で、メニューを見てびっくりなのが、その値段の安さ。

今まで大体、パスタを2、ピザを1、飲み物を2、あと何か1皿頼めば普通に1食2人で30〜40ユーロ(160円換算で4800〜6400円)いっていたわけなのです。日本と違ってドリンクバーもなければ、タダで水がでてくるわけでもありません(笑)。

安くも無いのに、おいしいわけでもなければ、なんかぬるいし、量も少ないし、愛想ないし、よっぽど、ガストやサイゼリアの方が安くておいしいじゃん・・・って感じだったのですが。


やっときたぜ、当たりのお店!


パスタはあつあつ、お姉さんの笑顔最高、そして値段がとっても良心的(パスタは3.5ユーロ〜)、テーブルには無料のパンも用意されていました。

前菜で2ユーロくらいだったかな
レバーペーストのカナッペ(轟大好物)
おいしそう☆ どれがうさぎだ?
アラビアータとペペロンチーノ インゲンとロースト肉のセット(ブタ・牛・うさぎ)

庶民的なお店で、出るころには行列ができていました(驚)。

これに缶コーラ2本で22ユーロ。今までのレストランは一体何だったんだ・・・サンドウィッチが4ユーロもするこの観光地で奇跡のお店に感じてきました(笑)。

本当に気軽に行けるトラットリアなので、お昼に利用するのもよいと思います。ピッティ宮殿の前の道をもう少しまっすぐ進むと左手に見えてきます。

初めてむ。と「また行きたいね」と言ったはじめてのお店です。7日目にしてやっと!!(涙)

ゴロゴロ カバンやさんで大セールをやっていて、半額でイタリア製のしっかりした、スーツケースを発見したのでおみやげ入れ用に購入(しかも背負えちゃう優れもの)。肝心のおみやげも購入。これでやっと肩の荷が降りた(笑)。

ゴロゴロとうれしそうにひっぱりながら、ホテルへと一旦戻ります。

荷物を置いて一息ついてから外へと繰り出した。

ものすごく天気がよいので、こんなときに、とジョットの鐘楼に登ろうとするのだけれども、残念ながら何やらイベントがあるとかで本日は13:30で終了。青空の中のドゥオモを間近で見るチャンスだったのになぁ。残念。

今日は1人だけだったよ 今日も青すぎだわ・・・
今日は日中に発見!違う作品だね 絶好の青空だったけれど
まぁ、おいしいのはおいしかったけれど せっかくなのでジェラートの老舗と言われているらしい?とあるお店に行ってみる。いろんな意味で外れ(笑)。む。はモカ系。わたしはストロベリー(2つで5ユーロ)。

お店に入って注文して受け取ってお金を払って、おつりをもらって店を出るまで・・・

店員、
一言も発さないんですけど!!

まぁ、日本でも店員どうしでいらないことはチャーチャーしゃべっているくせに、あいさつはできんのもいますが。まさにそれでした。本当、ひどすぎ。別にね、ヘラヘラ愛想笑いして欲しいわけじゃないのだよ。だけどね、最低でも「ありがとう」は必要でしょ。相手あっての商売なんだから。だよねー!

さて、どこに行こうかと迷った挙句向った先はサン・マルコ美術館。確か一人4ユーロ。唯一ガイドブックよりも料金が安かった美術館、という以外あまり印象に残っていない美術館(爆)。すまぬ。

実はサンマルコ美術館よりも、夕暮れ時のここからのドゥオモが見たかったというのがあったりして。

ここは(確か)映画のシーンで順正とあおいがラストのシーンの前に再会する場面だったりします。そのドゥオモがとても綺麗で、一体どこなんだろう?と調べたところ、サンマルコ美術館の近くからの1コマだということがわかったのです。
サンマルコ美術館です

美しきドゥオモ

朝に、曇った空に、真っ青な青空に、夜も更けた闇の中に、そして夕暮れに。

いつ見てもドゥオモは美しい。わたしが好きなものの中に、ニューヨークの自由の女神、パリの凱旋門があったりしますが、このドゥオモも見事仲間入りを果たしたようです。美しく、そして威厳とプライドを感じさせるもの。

酷く歩き疲れていたので少しホテルに戻ってグウスカピー。
そのまま眠れるかとも思ったのだけれど、やはりしっかりお腹が空いた2人は食事どころを求めて外へ。中央市場の付近にあるガリバルディというレストランに入った。

夜になると付近にたくさん出ていた昼間の露店は跡形なく姿を消していて、あぁ、こんなところにもレストランがあったんだと気づかされる。店内ではなく、ビニールシートを張った、ストーブのある外で食事を取ることに。

パスタもおいしかった〜 何かチャレンジしてみたいと思い、初めて頼んでみたのがTrippa(トリッパ)。

ガイドブックによると牛の胃袋(はちのす)のトマトとミントの煮込みと書いてある。胃袋系(腸とかセンマイだとか)が大好きなわたしが食いつくのもうなずけるだろう(肉料理の中では安めで7.5ユーロ)。

後は、シーフードピザ×1、トマトソーススパゲッティ、ラビオリ、グリーンサラダ、水、コーラを注文。店員のお姉さんはとても英語が流暢で笑顔が素敵だ。
おいしそう〜☆ 具沢山!
これがトリッパ 今までの中で具は最多

どれも文句はなかったのだけど、一つ笑ったのがグリーンサラダ。

「グリーンサラダ」って言ったらどんなものを思い浮かべます?

・・・うーんわたしだったら、サニーレタスに、キュウリに、ちょっと玉ねぎとか、それにドレッシングががかかっていたりとかして?あ、でも3ユーロだから量は少ないかもね。だなんて思っていたのだけれど、実際来たもの・・・




































レタス オンリーでしたから!!!
(ありえねー!)
なら、lettuceって書いとけ!!w

ちなみに上の画像の右上にこっそり写っている、あのレタスです(笑)。いや、確かにグリーンに間違いはないのだけどね。いや、どころか大正解だわよ。でも、ここまでセンスなくっていいのか?焼肉屋のキャベツじゃないんだから・・・でもまぁ、笑えたのでよしとします(笑)。トリッパはお替りしたいくらいわたし好みのおいしい料理だったし。

1ユーロショップで買ったソーイングセットでむ。の服を直し、スーツケースに荷物をつめなおし、寝る前にもう一度思い出して笑ったわたしでした。

そんな、最後のフィレンツェの、夜。



















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