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4日目 その1:2007年1月3日 快晴
∽∽∽イタリア・ローマ→フィレンツェ∽∽∽

6時半起床。
昨日少し残っていたサンドウィッチを食べ、7時半キッカリにも朝食ルームへと向うわたしたち2人。さすがにフレークとヨーグルトという軽めのメニューにしましたが。8時過ぎには荷物置き場に荷物を保管してもらい、チェックアウト。

メトロに乗っかって、まず向う先は
コロッセオ。それにしても今日はとても天気がいい。

青、よーし!
だって見てYO!この青さ。
(コンスタンティヌスの凱旋門)

またコロッセオかい!とツッコまれそうですが、それでも構いません(謎)。

8時半にゲートが開くのを待っていると、手に持っていたローマパスのことについて、スペイン人のような女の子に質問を受ける。説明をするとどうやら彼女も手に入れたくなった様子(その後どうなったかはわからない、無事に入手できているといいのだけど)。

振り返るとなかなかの列ができている。実はこのコロッセオには、自動改札機のような
ローマパス専用の入り口があるので、わたしたちは窓口で再び並んでチケットを買うこともなく、スイスイと入って行けちゃったのである。これって・・・

かなりな優・越・感!!
じゃじゃーん!

ダーッシュ! そして、うれしそうに人っこ一人居ないコロッセオの内部を走ってみたり。わーい、わーい。

で、向った先は・・・


トイレ。


これでは1番に入場した意味がないではないか(爆)。
ぬぬ。

教訓:トイレはホテルで行っておきましょう。
好き。

あちらこちらと修復しているコロッセオが何だか痛々しく見えたのはわたしだけでしょうか・・・それでも、この競技場が大変お気に入りの1つであったりします。

「コロシアム」の語源がこの「コロッセオ」であったり、4層に別れた観客席は身分によって別れていたこと、約4万人の奴隷たちが8年で作り上げた2000年前の建築物であることは知られたところです。

日よけの布が天井(?)に張られていたこともあるとか・・・どうやって張ったんやろう(笑)。再現してもらいたいものです。

こんなコロッセオとチケットが共通のパラティーノの丘。パスを見せて無料チケットを発行してもらうのだけど、ここのお兄さん、何とPCでゲーム中。

しかも「じゃますんじゃねーよ」と言わんばかりの悪態。
ローマ人、愛想なさすぎですから!!

フォロロマーノを見下ろせる 何も言われなければ、「フォロロマーノがとっても綺麗に見える素敵な公園」てな感じで終わってしまいそうなパラティーノの丘。

実はここは、
ローマ建国の地と言われているところだったりします。

かつては宮殿が建てられ、特権階級の人々が暮らすエリアになったそう。英語のpalaceの語源でもあったりする。

あまりに人が少なすぎて、まったりまったりしていると、本当は入ってはいけなさそうなエリアにまで侵入(危)。

ここだけに11ユーロはいかがかと思いますがコロッセオと合わせていかがでしょう。今思えば、アレだけ人が多かったローマでゆっくり歩けたのはここだけだったかもと、とても印象のよい場所だったりします。

木木木 競技場じゃないんだよね?

で、いよいよ、人でいっぱいのフォロ・ロマーノ(無料)へと突入!

それにしても、「轟も歩けば中国人に当たる」と言うくらい、中国人多し。まるでわたしたちに着いて来る移動式チャイナタウン。中国人に比べると、日本人の数なんて大したことはありません。まぁ、きっとわたしたちもひっくるめてカウントされているのでしょうが(まぁ、別にいいけど)。

ここ、フォロロマーノは、
古代ローマの政治・経済・文化の中心

でもね、降り立ってみると何だか不思議なのです。

何故にこんなに遺跡が街の中にあるんだろう。って。
全然ね、大昔って感じがしないのです。

いともたやすく、こんなに『過去』に触れられていいのだろうかって。
(もちろん修復されたものもありますが)

少し戸惑うけれど、こんな言葉を思い出す。

ゲーテは『イタリア紀行』に、「ローマは私の大学だ。ローマを知ることは全てを知ることである」と書いている。

そんな高邁(こうまい)な向学心を持たずとも、
この町を歩けば、とてつもない歴史の蓄積が、時間を超越して存在していることが感じとれる。

ただ、「すごい」とつぶやくだけでもいい。

例えば、フォロ・ロマーノにたたずみ、かつてユリウス・カサエルが凱旋した時の様子を想像してみる。

紫のガウンをはおった将軍カサエルが、二輪馬車に揺られ、中央の「聖なる道」を神殿に向う。パレードの後は6万人が戦勝の宴に招待されたという。どれほどの熱狂だったことだろうか。

有名無名のものすべてに物語がある。


小学館発行:地球紀行 世界遺産の旅 より

アンコール遺跡群を前にも感じた気後れ。

わたしは、もっと自由に何かを感じるべきだ。

うっかり見逃して今いそうだったけど(;・∀・) 立派じゃ
カサエルの神殿 アントニヌスと
ファウスティーナの神殿
いい空だ
セヴェルス凱旋門

現在も依然発掘中だというこの大遺跡。

「歴史上重要でなかった時期が一度もない」

そんな街が存在することが奇跡のような気がしてきた。そして、徐々にローマに魅せられていくわたし。

歩けば、あるくほど。



















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